サンフロンティアホテルマネジメントは、愛知県豊川市に客室112室の「たびのホテルlit豊川」を2026年11月15日に開業します。立地はJR飯田線「豊川駅」東口から徒歩約1分、名鉄線「豊川稲荷駅」からは徒歩約3分です。入居先は名鉄都市開発と、ハクヨプロデュースシステムが共同開発する駅前複合ビル「FRONTIS TOYOKAWA」で、ホテルは6〜12階を占めます。構造は鉄骨造地上12階建、客室は6〜11階、フロントと大浴場は最上階の12階に置きます。「たびのホテル」ブランドの愛知県初出店であり、全室に電子レンジと2ドア冷蔵庫を備える中長期滞在対応が計画の骨格です。


たびのホテルlit豊川 — 愛知県豊川市豊川町仁保通 · 複合ビルFRONTIS TOYOKAWAの外観完成イメージ、鉄骨造地上12階建
完成イメージ: たびのホテルlit豊川(FRONTIS TOYOKAWA内) — 公式サイトを見る →
項目 内容
名称 たびのホテルlit豊川
開業日 2026年11月15日(日)
総客室数 112室(15〜46㎡)
構造・階層 鉄骨造地上12階建/客室6〜11階、フロント12階
所在地 愛知県豊川市豊川町仁保通5番地
アクセス JR飯田線 豊川駅(東口)徒歩約1分/名鉄線 豊川稲荷駅 徒歩約3分
運営 サンフロンティアホテルマネジメント(サンフロンティア不動産の連結子会社)
建物開発 名鉄都市開発/ハクヨプロデュースシステム
目安価格 ¥15,000〜¥21,000(1泊2名1室・開業期)

※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。

計画の骨子 ― 112室、客室は6〜11階、フロントは12階

たびのホテルlit豊川の総客室数は112室です。構造は鉄骨造地上12階建で、客室を6〜11階の6フロアに配置し、フロントは12階に置きます。エントランスから客室へ直行せず、いったん最上階へ上がる動線になります。運営はサンフロンティアホテルマネジメント(本社・東京都千代田区、代表取締役社長 柳村一幸)が担い、同社は東証プライム上場のサンフロンティア不動産の連結子会社です。

「たびのホテル」は同社の宿泊特化型カジュアルブランドで、2026年5月13日時点の展開は全国11施設です。うち上位ラインの「lit(リット)」は長野県松本市と沖縄県宮古島市に置かれており、豊川は3軒目にあたります。愛知県への出店はブランドとして初となります。開業日は2026年11月15日、宿泊予約は2026年5月15日12時から公式サイトで受け付けが始まっています。

建物構成 ― 1階店舗、2〜5階オフィス、6〜12階がホテル


たびのホテルlit豊川 — 12階フロントとテラス付きロビーラウンジの内装イメージ、本宮山と豊川稲荷の杜を望む
完成イメージ: 12階 ロビーラウンジ — 公式サイトを見る →

FRONTIS TOYOKAWAは、名鉄都市開発とハクヨプロデュースシステムが共同で進める豊川駅東口の複合ビルです。用途構成は1階が飲食を含む店舗、2〜5階がオフィス、6〜12階がホテルで、5階には多目的ホール「FRONTIS FORUM」が入ります。ホールはメインホールが約198㎡で、シアター形式最大180名、セミナー形式120名、着席宴会112名の収容です。約97㎡のカンファレンスルームは最大100名に対応します。

宿泊と会議・オフィスが同一棟に収まる構成は、出張者の動線を建物内で完結させます。112室という客室規模と、着席112名のホール収容がほぼ一致する点も、法人利用を想定した設計と読めます。ビル全体のグランドオープンはホテルと同じ2026年11月15日です。

客室構成 ― 15㎡から46㎡まで、洗濯機付きは一部客室


たびのホテルlit豊川 — 46㎡のレジデンススイートルーム内装イメージ、ミニキッチンとソファを備える最大5名対応客室
完成イメージ: レジデンススイートルーム(46㎡) — 公式サイトを見る →

客室は15〜46㎡の範囲で、公式サイトが公開しているタイプは7種です。ダブルルーム(電子レンジ付)とダブルルーム(洗濯機・電子レンジ付)がいずれも15㎡・1〜2名、ユニバーサルダブルルームが24㎡・1〜2名です。ツインルーム(電子レンジ付)とツインルーム(洗濯機・電子レンジ付)が18㎡・2〜3名、デラックスツインルームが24㎡・2〜4名となります。最上位のレジデンススイートルームは46㎡・2〜5名で、ミニキッチンを備えます。調理器具は貸出です。

全室共通の設備は、電子レンジ、2ドア冷蔵庫、加湿機能付き空気清浄機、55インチスマートTVの4点です。ベッドはサータ社製で、ダブルは幅1500mm、ツインは幅1100mmを2台配置します。一部客室には洗濯機と室内干しスペースを設け、ベッド下にキャリーケース収納を確保します。館内にはコインランドリーも置きます。洗濯機とミニキッチンが全室仕様ではない点は、連泊での客室指定にあたって確認が要ります。

共用部の運営構造 ― 12階に大浴場とラウンジ、朝食は1階


たびのホテルlit豊川 — 12階の人工温泉大浴場(男湯)の内装イメージ、100度サウナと18度水風呂を併設
完成イメージ: 12階 大浴場(男湯) — 公式サイトを見る →

付帯施設は、12階にロビーと人工温泉の大浴場、1階にレストランを置き、ほかにリラックスルーム、コインランドリー、駐車場を備えます。大浴場は最上階からの眺望を取り、男湯には室温100℃のサウナと18℃に保たれた水風呂を併設します。女湯側のサウナ設置については、開業前の時点で公表されていません。12階のロビーラウンジはテラス付きで、本宮山、豊川稲荷の杜、遠方に三河湾を望む向きに配置されます。

朝食は1階レストランでのビュッフェで、料金は1,500円(税込)、提供は6:00〜9:00(ラストオーダー8:30)です。「地元の食材」「体に優しい」「選ぶ楽しさ」を掲げ、地産地消のメニュー構成を示しています。このほか、夕刻にビールなどを1杯提供する「ハッピー泡〜」、夜食の「だし茶漬け」、入浴後のアイス、朝のコーヒー持ち帰りといった無料サービスを運用します。フロントが12階、朝食会場が1階という上下分離は、朝の時間帯にエレベーター動線が集中しやすい構成です。112室規模でどう捌くかは、開業後の運用を見る点になります。

目安価格 ― 駅前既存より1段上、IC周辺の上位帯と並ぶ

公開販売価格を集計すると、開業直後にあたる2026年11月15日から2027年2月21日までの期間で、たびのホテルlit豊川の販売レンジは2名1室あたり¥15,000〜¥21,000、中央値はおよそ¥18,000です。同じ期間の豊川市内の主な施設と並べると、位置づけが見えます。

施設 立地 客室数 目安価格(2名1室)
たびのホテルlit豊川(2026年11月15日開業) JR豊川駅 東口 徒歩約1分 112室 ¥15,000〜¥21,000
ホテルクラウンヒルズ豊川 JR豊川駅前・約200m 139室 ¥10,000〜¥14,000
コンフォートホテル豊川 諏訪エリア・約2.7km ¥10,000〜¥14,000
ホテルルートイン豊川インター 東名豊川IC周辺・約2.4km ¥14,000〜¥18,000

駅前の既存施設が¥10,000〜¥14,000の帯にあるのに対し、たびのホテルlit豊川は中央値でおよそ1.6倍の水準に置かれます。IC周辺の上位帯(中央値およそ¥16,000)と比べても1割強高い設定です。「たびのホテル」より上位の「lit」というブランド階層が、開業時点の販売レンジにそのまま表れた形です。豊川市内の宿泊需要は年末年始や連休で振れるため、ハイシーズンにはこのレンジがさらに上振れする可能性があります。

供給インパクト ― 駅至近の大型在庫がほぼ倍増する

公開情報を集計すると、豊川市の宿泊施設は25軒前後、客室合計はおよそ1,200室です。112室の新規供給は市内在庫のおよそ1割に相当します。より効くのは駅前での集中度です。JR豊川駅から徒歩数分の圏内で客室100室を超える施設は、約200m先に立つ139室の1軒のみでした。ここに112室が加わることで、駅至近の大型在庫は実質的に2倍規模になります。

東三河の宿泊供給は、豊橋市に49軒・約3,200室、蒲郡市に45軒・約1,700室が分布し、豊川市はこれらに挟まれる中間規模の市場です。従来、豊川での出張は豊橋泊や東名IC周辺泊で吸収されてきた面があります。駅直結圏に上位帯の112室が入ることで、豊川駅で降りて完結する行程が成立しやすくなります。豊橋駅からはJR飯田線で約20分、名古屋駅からは約70分の距離です。

立地の背景 ― 穂ノ原工業団地と豊川稲荷の二重需要

豊川市が位置する東三河は、国内有数の製造業集積地です。ホテル周辺には日本車輌製造豊川製作所をはじめ、オーエスジー、新東工業、日本トレクスなどが立地する穂ノ原工業団地があります。設備導入や立ち上げに伴う技術者の派遣は、数日で終わらず2週間から1か月規模になる場合があります。全室の電子レンジと2ドア冷蔵庫、一部客室の洗濯機と室内干しスペース、館内コインランドリーという構成は、この滞在長を前提にした仕様です。

もう一方の需要が観光です。日本三大稲荷のひとつ豊川稲荷は年間500万人以上が訪れ、ホテルからは徒歩約10分の距離にあります。平日は出張、週末と正月三が日は参拝という需要の入れ替わりが見込める立地です。車利用では東名高速道路の豊川インターチェンジから約3km・車で約10分で、駐車場も付帯施設に含まれます。台数と料金は開業前の時点で公表されていません。

Media Picks Score

75 / 100(暫定・開業前)

内訳は、基礎点60点、公開レビュー集計分5点、編集評価10点です。レビュー集計には最大32点を配分しますが、たびのホテルlit豊川は2026年11月15日開業のため実績が0件で、中立値の5点にとどまります。編集評価は、JR豊川駅東口徒歩約1分という立地適合、中長期滞在に直結する客室設備、愛知県初出店という新規性を評価して満点としました。開業後にレビューが蓄積した段階で、スコアは再計算します。現時点の75点は「未評価分を含む暫定値」であり、既存施設の点数と直接比較できるものではありません。

向く出張者 / 向かない出張者

  • 向く:
    東三河の製造拠点へ2週間以上入る技術者・派遣要員、鉄道移動が中心で駅前完結を優先する出張者、同一棟内のホールで会議と宿泊をまとめたい法人、2〜5名で1室を使いたいチーム(46㎡のレジデンススイート)
  • 向かない:
    1泊¥10,000前後の宿泊規程で動く出張(駅前既存より1段上の価格帯)、洗濯機やミニキッチンを必須条件とする滞在(設定は一部客室のみ)、工業団地へ車で直行する行程(IC周辺の方が近い)、開業直後の運用が固まる前に確実性を求める予約

具体情報

  • 最寄り駅: JR飯田線 豊川駅(東口)から徒歩約1分/名鉄線 豊川稲荷駅から徒歩約3分
  • 客室数・面積: 112室、15〜46㎡(7タイプ)
  • チェックイン: 15:00〜 / チェックアウト 〜11:00
  • 朝食: 1階レストランのビュッフェ、1,500円(税込)、6:00〜9:00(L.O. 8:30)
  • 大浴場: 12階・人工温泉。男湯にサウナ(室温100℃)と水風呂(18℃)を併設
  • 全室設備: 電子レンジ/2ドア冷蔵庫/加湿機能付き空気清浄機/55インチスマートTV/サータ社製ベッド
  • 一部客室: 洗濯機、室内干しスペース、ミニキッチン(レジデンススイート46㎡・調理器具は貸出)
  • 車: 東名高速道路 豊川IC から約3km・約10分。駐車場あり(台数・料金は未公表)
  • 開業: 2026年11月15日(日)/宿泊予約は2026年5月15日12時受付開始

よくある質問

Q. 予約はいつから可能ですか。

A. 宿泊予約は2026年5月15日(金)12時から公式サイトで受け付けが始まっています。開業日は2026年11月15日(日)で、それ以降の日程が対象です。掲載情報は計画段階のものが含まれ、今後変更となる可能性があると運営会社が明記しています。

Q. 長期滞在に必要な設備はどこまで揃いますか。

A. 全112室に電子レンジ、2ドア冷蔵庫、加湿機能付き空気清浄機、55インチスマートTVを備えます。洗濯機と室内干しスペースは一部客室のみの設定で、ミニキッチンは46㎡のレジデンススイートルームに付きます。館内にはコインランドリーがあり、洗濯機なしの客室でも対応できます。

Q. 大浴場のサウナは女湯にもありますか。

A. 運営会社の発表では、室温100℃のサウナと18℃の水風呂は男湯に併設と記載されています。女湯側のサウナ設置については、開業前の時点で公表されていません。大浴場そのものは人工温泉として12階に置かれます。

Q. インターネット回線の速度はどの程度ですか。

A. 公式サイトは「全館で無線LANを利用できる」と案内していますが、回線速度の数値は開業前の時点で公表されていません。有線LANの有無も同様です。回線要件が厳しい業務で使う場合は、開業後に実測値を確認する必要があります。

Q. 駐車場と車でのアクセスは。

A. 付帯施設として駐車場が計画されていますが、台数と料金は公表されていません。東名高速道路の豊川インターチェンジから約3km、車で約10分です。鉄道では豊橋駅からJR飯田線で約20分、名古屋駅からは約70分の距離にあります。

本記事の参考情報

たびのホテルlit豊川 公式サイト ― 客室タイプ・面積・共用部・朝食・アクセス
サンフロンティア不動産 ニュースリリース(2026年5月13日) ― 総客室数112室・構造・階層構成・ブランド展開
ハクヨプロデュースシステム/名鉄都市開発 リリース ― 複合ビル「FRONTIS TOYOKAWA」の名称決定と計画概要
豊川市観光協会「ぐるっと豊川」 ― 豊川稲荷ほか市内観光の基礎情報

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編集部から

たびのホテルlit豊川は、駅前再開発の複合ビルに上位ラインの112室を差し込む案件です。注目点は3つあります。第一に、駅至近で客室100室超が1軒しかなかった市場に、同規模がもう1軒加わる供給インパクト。第二に、既存より1段上の¥15,000〜¥21,000という開業レンジが、東三河の出張規程にどこまで受け入れられるか。第三に、フロント12階・朝食1階という上下分離の動線を、112室規模でどう運用するかです。ビル側は2〜5階にオフィス、5階に着席112名のホールを備え、宿泊・会議・執務が1棟に収まります。開業後の稼働と実勢価格は、あらためて追って検証します。