名古屋・伏見エリアで1ヶ月単位の常駐に使える160室級の宿として、地下鉄伏見駅8番出口から徒歩7分の「くれたけインプレミアム名古屋納屋橋」(客室166室、2017年10月15日開業)を取り上げます。伏見〜栄の周辺には、客室150〜180室規模のホテルが複数あります。ただし、キッチン付き客室を公式に打ち出す長期滞在型は、客室15〜54室の小・中規模のアパートメント型が中心です。160室級の規模帯では、ほとんど見当たりません。本稿は、キッチンを持たない160室級ホテルが、無料朝食・大浴場・コインランドリー・長期宿泊と法人契約の専用窓口という組み合わせで、どこまで1ヶ月の常駐に対応できるかを、客室構成と公開料金から読み解きます。対象読者は、中部圏に派遣・常駐するビジネスパーソンと、宿泊手配を担う総務・人事担当者です。
| 客室タイプ |
広さ |
ベッド |
室数 |
構成比 |
| プレミアム・シングル |
15.1㎡ |
160cm×1 |
91 |
55% |
| ダブル |
15㎡ |
180cm×1 |
26 |
16% |
| ツイン |
18.1㎡ |
100cm×2 |
24 |
14% |
| デラックスツイン |
21.9㎡ |
100cm×2 |
22 |
13% |
| スーパーキング |
21.9㎡ |
200cm幅 |
2 |
1% |
| ハンディキャップルーム |
23㎡ |
100cm×2 |
1 |
1% |
| 合計 |
|
|
166 |
100% |
客室の広さ・ベッド・室数は、ホテル公式サイトの客室ギャラリーに掲載された値です。
※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。
伏見駅から徒歩7分、客室166室。キッチンを持たない代わりに、無料朝食・大浴場・長期宿泊窓口で1ヶ月の常駐を支える160室級ホテルです。
Media Picks Score: 86 / 100 166室、宿泊特化型ビジネスホテル。
目安価格 ¥11,000–¥16,000 / 泊 (2名1室・通常期)

PHOTO: くれたけインプレミアム名古屋納屋橋 — 公式サイトを見る →
開業と立地
開業は2017年10月15日です。JR西日本グループが開発した建物に、静岡県浜松市が地盤の呉竹荘が「くれたけイン」ブランドで出店しました。所在地は名古屋市中村区名駅南1丁目。広小路通が堀川を渡る納屋橋のたもとにあり、住所は中村区ですが、生活圏は中区の伏見・錦と一体です。地下鉄東山線の伏見駅8番出口から徒歩7分、JR名古屋駅の桜通口から徒歩13分。名駅と伏見の中間にあるため、名駅側の取引先にも、伏見・丸の内のオフィス街にも徒歩で通えます。
呉竹荘は静岡・愛知・岐阜を中心に「くれたけイン」を展開しています。名古屋市内には、同じブランドの名古屋久屋大通と名駅南もあります。中部圏の常駐者が勤務地を移る場合、同じチェーンの中で宿泊先を移しやすいことも、法人手配の上では実務的な利点です。
客室構成 ─ 160室級で「広め客室」は25室
公式サイトの客室ギャラリーの値を合計すると、全166室になります。最も多いのは15.1㎡のプレミアム・シングルで91室(55%)。ベッドは160cm幅で、一般的なシングルより広めです。これに15㎡のダブル26室、18.1㎡のツイン24室が続きます。長期滞在で差が出るのは、21.9㎡のデラックスツイン22室です。公式サイトはこのタイプを「長期滞在に最適」と位置付けています。同じ21.9㎡のスーパーキング2室と、23㎡のハンディキャップルーム1室を加えると、20㎡を超える客室は25室(15%)です。
一方、客室にキッチンと電子レンジはありません。公式に掲載された客室備品は、ケトル、冷蔵庫、マグカップ、加湿空気清浄機、HDMI端子付きの壁掛けテレビなどです。自炊を前提とする常駐には向かない、という線引きははっきりしています。

PHOTO: デラックスツインルーム(21.9㎡)— 公式客室ギャラリー →
キッチンの代わりになる館内機能
キッチンがない分を、館内のサービスで補う設計です。朝食は和洋のバイキングで、宿泊者は無料です(6:30〜9:30、1階)。夜は18:00〜20:00にドリンクを提供するハッピーアワーがあります。2階には男女別の浴場があり(各定員3名)、営業は18:00〜23:00と5:00〜8:00の2部制です。コインランドリーも館内にあります。1ヶ月の常駐でかかる費用のうち、朝食代と銭湯・サウナ代を宿泊費に含められる点が、キッチン付きアパートメント型との違いです。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、評価が集まっているのは「客室の清潔感」「朝食」「駅からの近さ」の3点です。これに「価格に対する満足度」と「大浴場」が続きます。一方、最も多い指摘は「客室の広さ」です。15.1㎡のシングルが過半を占める構成と合っています。朝食と大浴場は、評価と指摘の両方に登場します。無料で使える分だけ多くの人が利用し、混雑する時間帯に不満が出やすいと読めます。1ヶ月の常駐で手配するなら、シングルを基本とせず、デラックスツイン(21.9㎡)の確保から交渉を始めるのが現実的です。
向く人 / 向かない人
-
向く:
名駅と伏見・丸の内の両方に通う2〜4週間の常駐、朝食込みで食費を抑えたい単身派遣、同じチェーンの中で中部圏の複数拠点を移る出張者
-
向かない:
自炊が前提の1ヶ月超の滞在(客室にキッチンと電子レンジがない)、客室内で洗濯を完結させたい人(洗濯機は共用のみ)、自家用車で通勤する常駐(公式サイトに駐車場の掲載がない)
具体情報
- 最寄り駅: 地下鉄東山線「伏見」駅8番出口から徒歩7分 / JR名古屋駅(桜通口)から徒歩13分
- 客室数・サイズ: 全166室、15〜23㎡(シングル15.1㎡が91室、デラックスツイン21.9㎡が22室)
- チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜10:00
- 食事: 朝食は和洋バイキングで無料(6:30〜9:30)、ハッピーアワー 18:00〜20:00。客室にキッチンと電子レンジはなし
- 浴場・洗濯: 男女別浴場(各定員3名、18:00〜23:00 / 5:00〜8:00)、コインランドリー
- 通信: 全室Wi-Fi(公式サイトに通信速度の記載なし)
- 長期・法人: 公式サイトに「長期宿泊」と「法人契約」の専用問い合わせフォームあり
- 開業: 2017年10月15日
Media Picks Score
86 / 100 ─ 公開レビューデータを集計した評価に、編集部がテーマへの適合度を加えて算出しました。駅徒歩7分の立地、広めの客室が25室あること、朝食・浴場・長期宿泊窓口がそろうことを加点しています。キッチンがない点は、長期滞在テーマへの適合度で割り引きました。
よくある質問
Q. 1ヶ月単位の料金プランはありますか?
A. 公式サイトに、月額の定価プランは掲載されていません。「長期宿泊のお問い合わせ」フォームで、人数・日程・1名あたりの予算を送り、ホテルからの提案を受ける方式です。公開料金で1名30泊を試算すると、約21万〜30万円が比較の基準になります。
Q. 法人契約の条件(最低契約室数・請求書払い)は?
A. 公式サイトには法人契約専用の問い合わせフォームがあり、会社名・部署名・担当者名を送って提案を受けます。最低契約室数や請求書払いの可否といった条件は公開されていないため、見積もりを依頼するときに確認が必要です。
Q. 客室で自炊や洗濯はできますか?
A. 客室にキッチンと電子レンジはなく、備品はケトルと冷蔵庫です。洗濯は館内のコインランドリーを使います。朝食は和洋バイキングが無料(6:30〜9:30)で、夕食は館外で取ることになります。
Q. Wi-Fiの通信速度は?
A. 全室でWi-Fiを使えますが、公式サイトに通信速度の記載はありません。大容量のデータ通信やオンライン会議が多い常駐では、契約前に実測値や有線接続の可否を問い合わせる必要があります。
Q. 名古屋駅と伏見駅、どちらが近いですか?
A. 地下鉄東山線の伏見駅8番出口から徒歩7分、JR名古屋駅の桜通口から徒歩13分です。新幹線を使う移動はJR名古屋駅から、市内のオフィス街への通勤は伏見駅から、と使い分けられる位置にあります。
本記事の参考情報
・くれたけインプレミアム名古屋納屋橋 公式サイト — 客室構成、館内設備、チェックイン・アウト、長期宿泊・法人契約の窓口
・JR西日本 ニュースリリース「くれたけイン プレミアム名古屋納屋橋」10月15日オープン — 開業日
・Wikipedia: 納屋橋 — 広小路通と堀川が交わる立地の背景
編集部から
伏見〜栄でキッチン付きの長期滞在型を探すと、選択肢は客室15〜54室のアパートメント型に集中しています。160室級で1ヶ月の常駐を受けるなら、「キッチンの代わりに何があるか」で比べる必要があります。くれたけインプレミアム名古屋納屋橋の答えは、無料朝食、2部制の浴場、そして長期宿泊と法人契約の専用窓口です。定価を公開せず予算に応じて提案する方式は、交渉力のある総務部門には有利に働き、単発で手配する個人には比較しにくい方式です。キッチン付きの5軒を比べた伏見〜丸の内のキッチン付き長期滞在ホテル5軒とあわせて読むと、自炊型と館内サービス型のどちらが自社の常駐に合うかを判断しやすくなります。
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