シタディーンノース新宿東京は、2026年10月28日に新宿区百人町2丁目で開業します。客室は179室で、内訳はホテル106室とサービスレジデンス73室です。JR大久保駅から徒歩約3分の立地です。

運営はアスコットジャパンで、国内のシタディーンとしては4軒目です。建物は1992年竣工の地上22階建て複合ビルです。2025年6月にキャピタランド・インベストメントの運用ファンドが取得し、ホテルと住宅の部分をサービスレジデンスに転換しました。本稿は、新宿周辺に1週間〜数ヶ月滞在する出張者と、赴任前後の仮住まいを手配する総務担当者に向けた記事です。ホテル棟とレジデンスの違い、10の客室タイプの面積、館内設備、連泊時の料金条件を整理します。


シタディーンノース新宿東京 — 新宿区百人町・JR大久保駅徒歩約3分 · 1992年竣工の地上22階建て複合ビルを転換した179室の滞在拠点
PHOTO: シタディーンノース新宿東京(建物外観) — 公式サイトを見る →

1泊の出張から数ヶ月の赴任まで、1棟で受ける179室。大久保駅前の22階建てビルを転換した、新宿北側の長期滞在拠点です。

Media Picks Score: 89 / 100  客室 179(ホテル106、サービスレジデンス73)、サービスアパートメント型ホテル(運営: アスコットジャパン)。2026年10月28日開業。

目安価格 開業前のため集計対象外 (同じ新宿区のシタディーン新宿東京は ¥29,000–¥43,000 / 泊、2名1室・通常期)

※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。

客室構成 ─ ホテル106室とサービスレジデンス73室

179室は、用途の異なる2つの区画に分かれます。ホテル106室は1泊から使える客室で、スタジオから最大6名の2ベッドルームまでそろいます。旅行、出張、家族、グループでの利用を想定しています。サービスレジデンス73室は48〜152㎡と広く、ホテル客室の下限である25㎡の約2〜6倍の面積です。用途は赴任、研修、プロジェクト滞在、転居時の仮住まいで、多くの部屋にキッチンが付きます。

区画 室数 面積 タイプ 定員 想定用途
ホテル 106 25〜66㎡ スタジオ〜2ベッドルーム(10タイプ) 3〜6名 出張、旅行、家族、グループ
サービスレジデンス 73 48〜152㎡ スタジオ、1ベッドルーム、2ベッドルーム 2〜6名 赴任、研修、プロジェクト滞在、転居
合計 179 25〜152㎡ 多くの客室にキッチン。一部タイプに洗濯乾燥機

ホテル客室の10タイプ ─ 25〜29㎡のスタジオと54〜66㎡の多人数型

公式サイトに載っているホテル客室は10タイプです。面積は2つの層に分かれます。単身や2名向けのスタジオ4タイプが25〜29㎡、3〜6名向けの6タイプが54〜66㎡です。30〜53㎡のタイプはありません。タイプ別の室数は公表されていません。

客室タイプ 面積 最大定員
スタジオ 25㎡ 3名
スタジオツイン 25㎡ 3名
スタジオデラックス 25㎡ 3名
スタジオデラックスツイン 29㎡ 3名
ファミリールーム(2段ベッド付き) 54㎡ 6名
1ベッドルーム 55㎡ 4名
ファミリールーム 55㎡ 6名
1ベッドルームデラックス 58㎡ 4名
2ベッドルーム 59㎡ 4名
1ベッドルームプレミア 66㎡ 4名

単身の連泊なら、25㎡のスタジオが最小単位になります。新宿駅周辺の宿泊特化型ホテルのシングルは10㎡台が多く、それと比べると広い客室です。キッチンと洗濯乾燥機は「客室タイプにより」設置とされ、どのタイプに付くかは公式サイトに明記されていません。自炊を前提とする場合は、予約前に該当タイプの設備を確認する必要があります。


シタディーンノース新宿東京 1ベッドルームプレミア — 66㎡・最大4名、リビングに電子レンジ付き収納を備えるホテル最大タイプ(完成イメージ)
PHOTO: 1ベッドルームプレミア(66㎡)のリビング、完成イメージ — 公式サイトを見る →

建物の来歴 ─ 旧ハンドレッドステイ東京新宿を300億円超で取得、転換

建物は1992年竣工・地上22階建ての複合ビルです。ホテル、住宅、事務所、店舗で構成され、2019年に改装されています。ホテル部分は「ハンドレッドステイ東京新宿」として、オリックス・ホテルマネジメントが運営していました。報道によると、同社は2025年8月末での営業終了を告知していました。

2025年6月、キャピタランド・インベストメントが運用する宿泊特化型の私募ファンド(CLARA II)が、共同投資家とともにこのビルを取得しました。取得額は300億円超です。発表時点の計画は、ホテルと住宅の部分を改修し、アスコットが運営する179室のサービスレジデンスに転換するものでした。仮称は「シタディーン新宿タワー東京」で、開業は2026年下期から段階的に行う予定でした。2026年8月4日の開業発表で名称は「シタディーンノース新宿東京」に決まり、室数は179室のまま、ホテル106室とレジデンス73室に分けて運営されることになりました。

業界の流れで見ると、築30年超のビルを買い取り、宿泊と居住の両方の需要を1棟で受ける転換案件です。新築と比べて工期が短く、駅徒歩3分という既存立地をそのまま使えます。アスコットジャパンは国内でアスコット、サマセット、シタディーン、オークウッド、lyfの5ブランドを展開しています。2026年8月の発表時点で、東京・横浜・大阪・京都・福岡に22施設を運営しています。

館内設備と連泊時の条件

館内には、24時間対応のレセプション、ジム、コインランドリー、カフェ、朝食ラウンジがあります。ほかに自動販売機、外貨両替機、ウォーターサーバーを備えます。客室清掃は毎日行われます。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語です。

連泊時の料金条件は、2026年10月13日時点でまだ固まっていません。開業記念として、宿泊料金が最大30%割引になるキャンペーンが告知されています。レジデンス73室の予約方法と長期料金は「後日案内」とされ、月額プランの価格は公表されていません。なお、アスコットの会員プログラム(ASR)については、公式サイトの本施設ページに「ポイントの獲得・利用の対象外」と表示されています。法人で連泊を手配する場合は、30泊以上の料金、清掃頻度、光熱費の扱いの3点を、運営会社に個別に確認する必要があります。

価格の目安 ─ 開業前は姉妹館と旧ホテルを参照

開業前のため、本施設の販売価格はまだ集計の対象になっていません。参考として、同じ新宿区新宿1丁目のシタディーン新宿東京(160室)を見ると、2026年10月〜2027年1月の通常期の目安価格は1泊2名で¥29,000〜¥43,000です。同じ建物の旧ハンドレッドステイ東京新宿は、2024年10〜12月が¥28,000〜¥39,000でした。改装と運営会社の変更を経ているため、新施設の価格はこの帯より上になる可能性があります。

集約レビューの傾向

開業前のため、本施設の公開レビューはまだありません。旧ハンドレッドステイ時代のレビューは、運営会社と内装が異なるため参考になりません。同じブランドのシタディーン新宿東京について公開レビューデータを集計すると、客室の広さと立地への評価が安定して高い傾向です。新施設の評価は、開業後のレビューの蓄積を待って確認する必要があります。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    新宿・高田馬場・中野方面に1週間以上通う出張者、赴任前後の仮住まいを探す法人担当者、3〜6名のチーム出張や家族同伴の赴任
  • 向かない:
    新宿駅西口・南口への徒歩移動が多い人(新宿駅までは徒歩約18分)、月額料金の確定を待たずに長期契約を決めたい人(レジデンス料金は未公表)、開業直後の運営の立ち上がりを避けたい人

具体情報

  • 所在地: 東京都新宿区百人町2-27-7
  • 最寄り駅: JR大久保駅から徒歩約3分、JR新大久保駅から徒歩約7分、JR新宿駅から徒歩約18分
  • 空港から: 羽田空港から電車またはリムジンバスで約45分、成田空港から成田エクスプレス利用で約75〜90分
  • 客室数: 179室(ホテル106室、サービスレジデンス73室)
  • 客室サイズ: ホテル25〜66㎡、レジデンス48〜152㎡
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • 館内: 24時間レセプション、ジム、コインランドリー、カフェ、朝食ラウンジ、外貨両替機
  • 開業: 2026年10月28日(予約受付は2026年8月4日開始)。建物は1992年竣工・地上22階建て
  • 運営: 株式会社アスコットジャパン(国内のシタディーンは4軒目)

Media Picks Score

89 / 100 ─ 開業前のため、本施設の点数はシタディーンの既存館の集約評価を基準にしています。そのうえで、ホテルとレジデンスを1棟に併設する客室構成、25㎡以上の客室面積、駅徒歩3分の立地を加点しました。一方、レジデンスの料金が未公表であること、新宿駅からは距離があることを考慮しています。

よくある質問

Q. 法人契約や月額プランはありますか?

A. 2026年10月13日時点で、レジデンス73室の予約方法と長期料金は「後日案内」とされ、月額プランの価格は公表されていません。法人で1ヶ月以上の滞在を手配する場合は、運営会社の問い合わせ窓口(国内フリーダイヤル0120-914-886)で条件を確認する必要があります。

Q. ホテル客室とサービスレジデンスは何が違いますか?

A. ホテル106室は25〜66㎡で、1泊から使える客室です。レジデンス73室は48〜152㎡と広く、赴任、研修、プロジェクト滞在、転居時の仮住まいを想定しています。多くの部屋にキッチンが付きます。

Q. 洗濯やキッチンは使えますか?

A. 館内にコインランドリーがあります。客室タイプによっては、キッチンと洗濯乾燥機が付いています。どのタイプに付くかは公式サイトに明記されていないため、予約前に確認が必要です。

Q. 駐車場やWi-Fiの条件は?

A. 公式サイトの設備一覧にWi-Fi接続は記載されていますが、通信速度は公表されていません。駐車場については、公式サイトの施設ページに記載がありません。車で長期滞在する場合は、周辺のコインパーキングの利用を前提に計画するのが現実的です。

Q. 新宿の中心部まではどのくらいですか?

A. JR大久保駅から中央・総武線各駅停車で新宿駅まで1駅です。徒歩なら新宿駅まで約18分です。山手線を使う場合は、徒歩約7分の新大久保駅が最寄りです。

本記事の参考情報

編集部から

新宿の長期滞在の供給は、これまで新宿駅東口・西口と歌舞伎町に集まっていました。シタディーンノース新宿東京は、その北側の大久保・百人町に179室を加えます。注目点は、築30年超の複合ビルを買い取り、宿泊と居住を1棟で受ける形に転換したことです。法人の手配担当者にとっての判断材料は、レジデンス73室の月額料金と契約条件です。公表され次第、既存の新宿エリアの長期滞在施設と比較して更新します。都心の既存ビルの転換は、今後どの駅周辺で続くのでしょうか。

次に読むなら